バスケ部から学ぶ
おはようございます。
海よりも山よりも川が好きな管理人です。せせらぎの音や常に流れている光景に何故か落ち着きを感じてしまいます。
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問いの引き出しの数を増やす
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昨日は高校生と対話する機会がありました。
その生徒くんは面接対策のため高校生活を振り返っていたのですがなかなか文章に出来なくて悩んでいました。
部活に打ち込んでいたらしいのですが、部活の欄には「体力がついた」ぐらいの文章が。もちろんそれもあるだろうけど、きっと沢山の学びがあったはずだろうと感じ、対話しながら深めてみました。
部活と社会の接点には様々な共通要素がありますが、私は「チーム」に絞り過去の経験を質問から引き出していきました。
するとまぁ色々と出てくるもんです。
部活のバスケではチームワークが大切。けれどチームワークを発揮する為には相手の行動を先読みして自分が動かないといけないから大変。
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相手の行動を先読みするには、相手を観察する必要がある。
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その相手が長年一緒に練習してきてる人なら観察だけで大丈夫だけど、初対面だったり知り合って間もない人の場合はどうしたらいいんだろう?
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そのためにはコミュニケーションの量を増やす必要がある
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その中で自分と違う考えも出るかもしれないけれど、まずは相手の話を聞くことが大切。自分の考えは相手の話を聞いてから。
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そうすることで、相手を尊重しつつ自分の考えをスムーズに伝えることが出来る
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仕事をするようになったら、初めて会う人たちとチームを組むことも多いと思うので、まずは相手のことを知る、相手の話を聞く、という姿勢を大切にしたい。
こんな感じで生徒くんの過去の経験から生徒くん自身が言葉を紡ぎ出しました。
自分の考えや感情はあるけれどうまく言語化出来ない。うまく思考を接続出来ない。
そんな時は大人がそれに気づかせてあげるサポートを問いを通して行う。
自転車に乗る練習をするように、後ろで支えてあげながら何度も繰り返し練習することで、いつの間にか離しても自走出来るようになる日を信じて伴走する。
問いの引き出しの数が大切だなぁ、という学びの瞬間でした。
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